上腕骨内側上顆炎とは?なぜなるの?|センター南 TAKUMI整骨院
野球やゴルフで腕の使いすぎによる筋肉や腱の炎症によるものなのでこのように呼ばれています。
テニス肘は肘の外側が痛くなるのに対して、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘・野球肘)は肘の内側が痛くなります。
ゴルフのほかに、テニスでのファアハンド時の痛み、野球の投球動作での痛みが上腕骨内側にある場合は、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘・野球肘)を疑わなくてはなりません。
子供や大人どちらでも起こり得るものですので、野球やゴルフのみならず腕をよく使う方も注意が必要です。また、この疾患には内側型、外側型、後方型と3つに分類されます。
内側型
1番多く発生する部分がこの内側型です。
肘の内側に付着している内側側副靱帯や円回内筋により引っ張られ、ストレスが強くかかることで発生します。
腫れや痛みが出現し、肘を伸ばす際の伸ばしづらさや物を持ち上げる時の力を入れた瞬間に痛みが出現することが多いです。
外側型
内側型に比べ発生する頻度は少ないです。上腕骨と前腕骨の橈骨がぶつかり合うことで軟骨が剥がれ関節内遊離体(関節ねずみ)が発生します。このような状態を離断性骨軟骨炎といいます。
1週間程度の肘の安静で痛みや腫れが軽減することが多いですが、6ヶ月〜1年かけて治療していくことが一般的です。変形性関節症に移行しやすいため早期発見・早期治療が非常に大切な疾患です。
後方型
上腕骨と前腕骨の尺骨がぶつかり合うことで発生します。
小児で起こると肘頭骨端線閉鎖遅延などの成長障害、成人では肘頭の疲労骨折、骨棘が発生します。